お待たせしました!本編の再開です。夏の終わりが近づきつつある中でご紹介するのは、聞き慣れない「タフラブ」という概念の解説書です。妻と夫、親と子、人と人とが愛し合うとき、手を差し伸べるのではなく、時にそっと見守るべき場合もあります。尽くしたい気持ちを抑え、耐えることーそれが「タフ」な「ラブ」。愛するゆえの不幸やしがらみに悩むタナカの気分がスーッと軽くなった、快刀乱麻を断つ名指南書です。
14:34〜 古典コテン「ヒルベルト訪問記」高木貞治
32:36〜 紹介回
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書評番組『ホンタナ』!本好き会社員タナカと本読みたい学者ナリタが、読書の楽しみやオススメ本について行きあたりばったりで話を繰り広げます。隔週火曜日配信中!(収録日と配信日は異なる場合があります)
2014年9月9日火曜日
2014年6月10日火曜日
2014.6.10 「光の指で触れよ」池澤夏樹
家族とは何か、を問う作品を紹介します。前作「すばらしい新世界」で描かれた理想的な家族像が、もろくも崩れたところから始まる本作。さまざまな岐路を前に、立ち止まる者、道を選ぶ者、後に戻る者…それでも家族はひとつになれるのか。不条理な不幸の中で、光に触れようとする人たちの姿が胸を打つ名作です。
10:07〜 古典コテン(のつもり)
18:50〜 紹介回
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10:07〜 古典コテン(のつもり)
18:50〜 紹介回
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2013年11月19日火曜日
2013.11.19 「一絃の琴」宮尾登美子
あの「序の舞」から約一年、宮尾登美子作品をご紹介します。一弦琴にひたむきな情熱を傾け、ついには一大流派を築いた女性。全てにおいて完璧を求め、名実ともに一弦琴を継承しようとする女性。ふたりの人生を通して描かれる”芸の道”について、「序の舞」と共通する部分、異なる部分にふれつつ、その奥深さについて語ってみました。
11:40〜 ホンタナ的ライフハック「todoist」
31:17〜 紹介回
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11:40〜 ホンタナ的ライフハック「todoist」
31:17〜 紹介回
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2013年8月6日火曜日
2013.8.6 「ラブリーボーン」ピーター・ジャクソン
不慮の死を遂げた人物が現世の人々を陰ながら見守るという話はよくよくあるものです。この物語も、14歳の若さで命を奪われた少女が、残された家族、友人、そして犯人のその後の生活を見届けるという話が美しく描かれます。しかしながら終盤にタナカにとって価値観がひっくり返るような展開が訪れるのですが…この反応はタナカだけなのか、それとも世の男性がそう思うのか。悲しくも美しい死生観が描かれた作品の魅力を語ってみました。
17:50〜 古典コテン
43:05〜 作品紹介
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17:50〜 古典コテン
43:05〜 作品紹介
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2012年10月30日火曜日
2012.10.30 時を経て気づく 〜「そらをみてますないてます」の感想から〜
ホンタナ第二回「パタゴニア」から約一年半、あのとき語られなかった著者の背景が存分に描かれていることに満足するナリタ。物語の中でおおきく変化する時の流れ、そしてそれを読む自分たちの時の流れから気づいたことについて語ってみました。
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2012年10月23日火曜日
2012.10.23 「そらをみてますないてます」椎名誠
椎名誠の人生の集大成とも言える作品を紹介します。一九六四年、東京。深夜の地下室で皿洗いのアルバイトに明け暮れる青年がいた。一九八八年、タクラマカン砂漠。烈風と渇きに耐えながら夢に描いた場所へと歩き続ける男がいた。血と汗にまみれ世界を旅してきた著者の中に流れる熱き思いが、時間も場所も越えて描く「人生のクライマックス」。この本に出会えて本当によかった。
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