2015年11月24日火曜日

2015.11.24 「ミザリー」スティーブン・キング

タナカ悲願の翻訳小説紹介です!小説も映画も有名すぎる本作ですが、その圧倒的なエンターテイメントさにタナカはぶちのめされます。サスペンス、サバイバル、ラブロマンス、そして作家という生き様を、これでもかと描き出す筆力にはもう舌をローリングストーンズせざるをえない!今までキング作品を読んでこなかったのが恥ずかしくなる、タナカの懺悔回をお楽しみください。

10:00〜 「コドモノスケッチ帖 動物園にて」竹久夢二
19:29〜 紹介回
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2015年11月17日火曜日

2015.11.17 本質を見極める(全体から?細部から?)〜「アイデアを探せ」の感想から〜

ショートショートの名匠が魅せるテクニックに感銘を受けたナリタ。「大雑把に全体を見ること」と「細部を極めること」は相反するものなのだろうか?ともに本質を見極める手法としてはむしろ同じなんではなかろうか?物語の作り方から、物理、数学への取り組み方へと話題は広がります。普遍的な事象を、極限まで削りだすことは数式もショートショート同じなのかもしれません。

15:45〜 ホンタナ的ライフハック「パジャマをたたむ話」おぎやはぎのメガネびいき
30:19〜 感想回
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2015年11月10日火曜日

2015.11.10 一蹴で魅せる”らしさ” 〜「マッハ!!!!!!!」の感想から〜

紹介と感想が前後しまして申し訳ありません。
見慣れないアクション映画にただ笑うしかないナリタ。タイ映画”らしさ”を推すタナカに対し、そもそも”らしさ”の楽しみ方が分からないというナリタ。ステレオタイプなのに、なぜか惹かれるジャンルや作家・監督が持つ”らしさ”とは何なのか。思わず「待ってました!」と言いたくなるエンタメの醍醐味を、ナリタとタナカが掘り下げます。

10:40〜 私も投稿してみました「Webライター募集」
21:21〜 感想回
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2015年11月5日木曜日

Add書き ー「マッハ!」関連ー

二〇〇四年の夏、僕は橋の下で待ち合わせをしていた。
深夜だった。
約束の時間はすぎているが、レイトショーの上映時間にはまだ余裕があった。
僕は蚊に食われないように手足を動かしながら、先輩が来るのを待っていた。

ムエタイ映画「マッハ!!!!!!!!」。
迫力はあるが、よく分からないタイトル。
よく分からないから、安く見られるレイトショー。
理屈はまあ通っている。
その先輩はこの映画がとても見たい、と言った。
その先輩は筋肉好きだった。

僕は映画そのものより、レイトショーを楽しむことのほうが重要だと思っていた。
見に行く当日、一緒に行く予定だった仲間は、バイトがレポートがと一人また一人と脱落し、結局自分とその筋肉好きの先輩だけが行くことになったのだ。

かなり遅れて先輩が橋の下にやってきた。
自転車を飛ばして何とか劇場に到着すると、
「トニー・ジャーが実際にくぐり抜けた実物大の障害」
が置いてあった。
なるほどかなり小さい隙間だったが、すでに日付も変わり、眠気が襲ってきている中でそれはやはりただの隙間でしかなかった。

映画が始まった。意外と人が入っていた。
聞き慣れないタイ語、見慣れぬタイの寒村と都会。
眠ってしまうと思った。
結局一睡もせずに最後までしっかりと見た。
すごい映画だ、と思った。
先輩はトニー・ジャーの背筋に感銘を受けたようだった。

劇場を出るとさすがに眠く、そのまま解散して別々に帰った。
翌朝、先輩は研究室の仲間たちにトニー・ジャーの筋肉について熱く語っていた。

あれから十数年。
先輩は結婚して一児の母となり、僕の結婚式にも家族で来て頂いた。

先輩、今でも筋肉好きですか。
僕はあの時の映画を紹介させてもらいました。
ありがとうございました。(タナカ)

2015年11月3日火曜日

2015.11.3 「アイデアを探せ」阿刀田高

今回はワケあって二回連続で紹介回をお届けいたします。数々の長編・短編・ショートショートを生み出してきていた著者のアイデアの源泉を惜しみなく披露する本作。アイデアの見つけ方はもちろん、大小のアイデアをいかに作品に結実させるかといったテクニックを作者の実例を交えながら解説してくれます。「妄想族」にあえぐタナカの一助となるか?!エッセイとしても楽しめる新・発想本です。

10:15〜 古典コテン「文法の原理」イェスペルセン
34:35〜 紹介回
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