2012年10月30日火曜日

2012.10.30 時を経て気づく 〜「そらをみてますないてます」の感想から〜

ホンタナ第二回「パタゴニア」から約一年半、あのとき語られなかった著者の背景が存分に描かれていることに満足するナリタ。物語の中でおおきく変化する時の流れ、そしてそれを読む自分たちの時の流れから気づいたことについて語ってみました。
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2012年10月23日火曜日

2012.10.23 「そらをみてますないてます」椎名誠

椎名誠の人生の集大成とも言える作品を紹介します。一九六四年、東京。深夜の地下室で皿洗いのアルバイトに明け暮れる青年がいた。一九八八年、タクラマカン砂漠。烈風と渇きに耐えながら夢に描いた場所へと歩き続ける男がいた。血と汗にまみれ世界を旅してきた著者の中に流れる熱き思いが、時間も場所も越えて描く「人生のクライマックス」。この本に出会えて本当によかった。
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2012年10月16日火曜日

2012.10.16 スカート問答 〜「ガメラ2」の感想から〜

初めての怪獣映画体験とあって、さまざまな点にツッコミを入れたくてしょうがないナリタ。怪獣映画ファンとして受けて立つタナカは、なぜかスカートの丈や中間管理職の苦悩について解説をするはめに。怪獣が「いる」世界を描くために必要なリアリティとは何なのか?スペシャルでもないのに語るに語った100分間、お楽しみください。

2012年10月9日火曜日

2012.10.9 「ガメラ2 レギオン襲来」金子修介・樋口真嗣

平成ガメラ三部作の第二作目を今回はオススメします。日本のお家芸でもある怪獣映画ですが、近年はあまりパッとしていません。「ゴジラvsビオランテ」に大きな影響を受けたタナカとしては面白くないので、私的怪獣映画小史をおりこみつつ大人でも楽しめる怪獣映画の見どころ、そして本作の魅力について熱く語ってみました。怪獣映画バージンのナリタの反応やいかに?!
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2012年10月2日火曜日

2012.10.2 語り継がれる物語 〜「静かな大地」の感想から〜

親から子、兄から弟、妻から夫、人から人へ向けて語る言葉たちをあつめて描いた宗形一族の叙事詩は、歴史小説にもドキュメントにも区分されない、静かで強いつながりをもつ世界観にあふれていました。アイヌにおける口伝えの文化をあえて言葉で描くという、小説の可能性の広さを感じさせる一作。実際に北海道へ行って感動してきたタナカとナリタが北国満載のトークを繰り広げます。
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