2012年7月31日火曜日

2012.7.31 「JUNO/ジュノ」 ジェイソン・ライトマン

いよいよ本格的に暑くなってまいりましたが、皆様お元気でしょうか。というわけで、爽快というにはテーマが重いですが、なぜか晴れ晴れとした気分になる映画をご紹介します。ひょんなことから妊娠してしまった女子高生ジュノの物語ですが、この手の話にありがちな陰湿で投げっぱなしな展開とは一味ちがう、合理的かつ明るい雰囲気に目を奪われます。親子とは、家族とは、そして人を好きになるとは?タナカの「倫理観が崩れる」ほど、複雑なのに愛おしい人々のつながりを見事に描いた作品です。
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2012年7月24日火曜日

2012.7.24 文章の対話感 ~「科学と科学者のはなし」の感想から~

ナリタによる紹介本2作目、寺田寅彦エッセイ集「科学と科学者のはなし」の感想回となりました。物理学者寺田寅彦の随筆やナリタの過去の解説文などを話の肴にしつつ、良いエッセイとは何か、エッセイを通して著者が読者を対話に誘うというのはどういうことかに関する考えをタナカ・ナリタが思い思いの立場から語る回になりました。果たしてタナカの心に寺田の随筆は(そしてナリタの解説文は)響いたのか。前回と併せてお楽しみ下さい。
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こちらもご参考まで:成田広樹「言語の種:ヒトの心の成り立ちにせまる糸口」(WASEDA×ONLINE;読売オンライン)

2012年7月17日火曜日

2012.7.17 「科学と科学者のはなしー寺田寅彦エッセイ集」池内了

待ちに待ったナリタによる紹介回、第二弾です!今回は、明治生まれの物理学者による随筆集を取り上げます。科学者として大きな業績を残しただけでなく、文学的素養も兼ね備えていた著者。その目には、日常の風景・事象はどのように映っているのか?文系・理系の垣根をとっぱらった、科学することの純粋な面白さを教えてくれる稀有な一冊です。科学は好きだけど論文はキライなタナカの反応やいかに?!
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