ラベル 平野啓一郎 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 平野啓一郎 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年2月4日火曜日

2020.2.4 確たる主題のリフレイン 〜「マチネの終わりに」の感想から〜

四十代前後の人々に届け!とタナカが紹介した本作は、確かに同世代のナリタの心にも届いたようです。しかしながら、「平野節」とも言える主題を繰り返す物語構成が気になって仕方ないナリタ。作品におけるテーマが確立していると、読者の自由な解釈は逆に束縛されてしまうというジレンマ。物語に深みがあるからこそ「逆算はできるけど、したくない」と悶えるナリタの姿は、読者としてのあるべき姿なのかもしれません。

16:20〜 翻訳かっ!「The Martian "Young Readers Edition"」Andy Weir
26:57〜 感想回
このエピソードを聴く

2020年1月21日火曜日

2020.1.21 「マチネの終わりに」平野啓一郎

タナカナリタもすっかりアラフォー真っ只中。そんな2020年一発目にご紹介するのは昨年映画化もされた平野作品です。同じくアラフォー世代の主人公たちの出逢いが描かれる本作。様々な人との結びつき、世界との折り合いのつけ方をそれなりに経験してきたからこそ分かる、この年代だからこその焦燥と虚無感。そしてその中に見出す光明は、タナカの心を深くえぐってしまいます。美しさだけではない、人として生きることの難しさと尊さを感じさせる作品です。

16:12〜 ホンタナ的ライフハック「メモの魔力」前田裕二
33:08〜 紹介回
このエピソードを聴く

2014年4月1日火曜日

2014.4.1 著者自身による解説 〜「空白を満たしなさい」の感想から〜

今回はネタ切れのためコーナーをお休みさせていただきます(すみません)。「分人」という概念についてナリタは興味は持ちつつも、小説と新書という二つのアプローチで迫ったスタイルに関して疑問を持ちます。実際に「分人」の概念も盛り込みながら、物語を楽しむ難しさと面白さに迫ります。

13:00〜 感想回
このエピソードを聴く

2014年3月25日火曜日

2014.3.25 「空白を満たしなさい」「私とは何か」平野啓一郎

風や日差しも暖かくなり、春の訪れを感じる昨今ではありますが、この生命界の潮流に逆らってタナカは死に関わる作品を(コーナーまで)取り上げます。著者の提案する「分人」という概念を、小説と新書の二つで表すという意欲作。タナカ自身も救われるところのあった「分人」という概念とは何か。新生活を始める前に読んでいただきたい二冊です。

18:30〜 古典コテン「こころ」夏目漱石
35:45〜 紹介回
このエピソードを聴く