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「きみのためのバラ」池澤夏樹
世界各地で、わずかな時間を共にする人々。そこに宿る、ささやかで輝かしい時間を、透明な文体で丁寧にすくい上げた珠玉の短編集。人生の「ままならなさ」と向き合うこと、そしてその大切さを、異文化との接触を通して清々しい読後感とともに伝えてくれる名著。
ちなみに、「キップをなくしたら駅から出られない」という設定の、国語の教科書か塾の問題かで使われて妙に覚えていた話の作者が、この池澤さんでした(「キップをなくして」)。この機会に読み返してみたいですね。どちらもSFとは関連がうすいです(笑)。
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