「深いよう、刺さるよう」と悶えるタナカ。日常系のゆるいタッチと「駄サイクル」のような鋭い言葉のセンスとが混在する本作。読み返すほどに分かり味が広がる中、タナカは「憧れ」というキーワードに焦点を当てます。後輩からみた先輩、好きだと思っていた人、夢と現実など、仰ぎ見る存在を「憧れ」という言葉で「諦め」にすり替えていないか。今や何かに憧れることもめっきり減ったアラフォー男にも、現在進行形で問題提起をしてくれる作品です。
17:40〜 解説の解説「ベストセラーで読み解く現代アメリカ」渡辺由佳里
33:38〜 感想回
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