2017年4月25日火曜日

2017.4.25 「ソロモンの偽証(映画)」成島出

なんと、ホンタナ初の、ナリタ既視回です!ある雪の日に学校で発見された同級生の遺体。学校と警察は自殺の断定しますが、他殺であるとの告発状が流布されます。クラスメイトは疑心暗鬼に陥り、独自に「学級裁判」を行おうとするのですが…。思春期は恋愛だけではない!自分と世界との距離感を理解する時期でもあるということを描いた本作。タナカの紹介とナリタの感想の前後編がこの一回に収められたお買い得(?)回です。

1:50〜   映画「パッセンジャー」のネタバレ
17:35〜 古典コテン「統辞理論の諸相」ノーム・チョムスキー
25:32〜 紹介&感想回
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2017年4月18日火曜日

2016.4.18 自分だけの神との対話 〜「沈黙」の感想から〜

「読めてよかった、大変な作品」と衝撃を受けたナリタ。宗教は人を救いも殺しもするという事実を前に、逃げることもできず苦しむ主人公。最も愛すべき存在を棄てるという「棄教」の中にも、ナリタは人間としての必要性を感じ取ります。宗教の名をとらない信念の形がはびこる現代においても、いやそれだからこそ、自分の中の信仰について考えてみるのもいいかもしれません。
(今回、録音ミスにより音声がいつもより聞きにくくなっています、ご容赦ください)

12:12〜 ホンタナBiz「ひねり出す力」内村宏幸
26:38〜 感想回
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2017年4月11日火曜日

2017.4.11 「沈黙」遠藤周作

タナカ史上最大級の衝撃作でした。キリシタン弾圧下の日本を舞台に、キリスト教を信じ敬う者たちの救いと苦しみを描いた本作。主人公ロドリゴは、師フェレイラが日本で棄教したという信じられない情報の真偽を確かめるべく、日本への密航を企てます。「なぜ、弱きわれらが苦しむのか」という悲痛な祈りを前に、神は沈黙したままであるという事実。何が、悪いのか。なぜ、幸せになれないのか。人の救いとは何なのか、タナカは大いなる困惑に陥ります。

18:28〜 ホンテナンス「全てのエピソードが聴けるようになりました」
30:00〜 紹介回
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2017年4月4日火曜日

2017.4.4 ゾーンが開く心地よさ 〜「武曲」の感想から〜

本作の楽しさがよくわからなかったタナカに対し、ナリタは剣道の立会い中に開く「ゾーン」の描写に心惹かれます。この動きしか有り得ないだろう、という最高の一本を繰り出すまでの心理は、剣道に限らず他の分野にも共通だとナリタは気づきます。それは翻訳しかり、お笑いのツッコミしかり。本気の集中が生み出す「ゾーン」の魅力に迫る感想回となりました。

10:33〜 メール紹介コーナー「星を継ぐもの」ジェームズ・P・ホーガン
26:18〜 感想回
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