夏休み明け一発目は、「かわいい夫」に続く今年二作目の山崎ナオコーラ作品です。同じく夫婦の世界が描かれますが、本作は比較的若く死にゆく妻とそれを看取る夫、そしてその周囲の人々の物語です。ナオコーラ作品らしく個人が個人を尊重しあう夫婦ですが、「死」によってふたりの距離は絶対的に遠ざかります。それが悲しく、苦しいことであることは想像に難くないですが、「死」を隔てても美しい距離とはどのようなものか。短いながらもタナカは本作にひとつの救いを見いだします。
12:27〜 ホンテナンス「ホンタナのHPが移転します!」
25:26〜 紹介回
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書評番組『ホンタナ』!本好き会社員タナカと本読みたい学者ナリタが、読書の楽しみやオススメ本について行きあたりばったりで話を繰り広げます。隔週火曜日配信中!(収録日と配信日は異なる場合があります)
2016年9月27日火曜日
2016年9月13日火曜日
2016年9月6日火曜日
2016.9.6 おかえりなさいが待っている 〜「寄生獣」の感想から〜
八巻が物語のピークだと感じたタナカに対し、ナリタはやはりクライマックスは九巻十巻との印象を持ちます。人間を喰いものにする「寄生生物」の一人、田宮良子の最期の行動の意味するものとは。主人公と共生する「ミギー」すらも判別できなかった田宮の”感情”とは何か。人外の生命体が考える「人間らしさ」について思いを馳せる回となりました。
10:40〜 ホンタナBiz 「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」渡邉格
19:53〜 感想回
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10:40〜 ホンタナBiz 「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」渡邉格
19:53〜 感想回
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