2016年8月30日火曜日

2016.8.30 「寄生獣」岩明均

超有名作品ですがあえて紹介します。ある日突然現れた寄生生物による、人間社会への侵略と適応を独特のグロ描写で描き出す本作。大ボス裏ボスとの対決にいたる主人公と相棒「ミギー」の成長も見応えがありますが、タナカはむしろボスとの対決直前のあるシーンがクライマックスだと感じます。「”我々”とは何者か」「”我々はどこから来て、どこへ行くのか」を、人間以外の生命が考えるとどうなるか?再読による新たな発見に挑戦します。

14:44〜 ホンタナ的ライフハック「ほぼ日講演:ケリー&ジェイン・マクゴニガルさん」(http://www.1101.com/mcgonigal/)
32:20〜 紹介回
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2016年8月23日火曜日

2016.8.23 「言語の科学」を読んでみたスペシャル

我らのナリタによる初訳本、「言語の科学」が世に出てはや三ヶ月ー。
タナカは読んでいた!一回読み終わったが再読を続けていた!世の夏休みが終わろうとする今、俺たちの夏が終わるその前に、読んだ成果をここで示さねばならぬ。しかし対するはナリタは言語学界きっての新進気鋭の研究者であり、生半可な感想では太刀打ちできぬ。ならば…あいつらを召還するしかない?!
そんなタナカの素人質問攻撃にも、ナリタ先生は辛抱強くかつ真面目に回答・解説してくれました。タナカの解釈メモも恥ずかしげもなく公開し、「言語の科学」の面白さに迫る緊急スペシャル回をお楽しみください!

14:28〜  タナカによる生成文法の解釈
49:05〜  質問コーナー
1:15:14〜 概念に関するあれこれ
1:40:04〜 ナリタ先生の研究について
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2016年8月16日火曜日

2016.8.16 ミステリのアートとデザイン 〜「メルカトルと美袋のための殺人」の感想から〜

「探偵たるもの」の常識を覆す”銘”探偵メルカトル鮎。ミステリ愛読者にとっては奇異に感じる彼の言動も、ナリタにはこれといって不可思議には感じられません。実験的な問題作を生み出す著者の姿勢を、ナリタはアートとデザイン、哲学と実学との対比を用いて解釈しようと試みます。ミステリイノセント・ナリタによる率直な感想回です!

17:24〜 ホンタナBiz「モンベル七つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏」辰野勇
31:52〜 感想回
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2016年8月9日火曜日

2016.8.9 「メルカトルと美袋のための殺人」麻耶雄嵩

久しぶりにミステリ作品を紹介します!"銘"探偵「メルカトル鮎」が手がける事件は、どれもが難問、奇問。それを快刀乱麻を断つごとくに終わらせる探偵の手腕たるや…おい!それでいいのか?!という反則スレスレ。それでもミステリの持つ醍醐味が十二分に発揮されているのが憎らしい。そもそもミステリに求めていたものは何だったのか、と自問自答せざるを得ない珠玉の短編集をお楽しみください。

14:09〜 ホンタナBiz「絶望の国の幸福な若者たち」古市憲寿
27:55〜 感想回
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2016年8月2日火曜日

2016.8.2 腑の落としどころを探る 〜「宇宙は何でできているか」の感想から〜

同じ科学者として、難しい内容をかみくだいて表現する姿勢に感銘を受けたナリタ。今昔の天才たちがひらめいたであろう「直感」を、人類が共有できる「科学」に落とし込むことは並大抵のことではないはず。腑に落ちない遠い宇宙の様々な現象を探ることが、日々の豊かさにつながっていることに気づかされる一冊です。
そんな中、なんと「ビッグバンの前にはもうひとつの『古い宇宙』があった」との報告がありました!いやーこれだから宇宙は面白い!!

18:48〜 ホンタナBiz「『消費』をやめる」平川克美
37:50〜 感想回
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