昨年からタナカがはまりだした池澤夏樹の世界が、ついにホンタナに登場。今回は中でも”著者が見えやすい”作品を紹介します。徳島から移民した宗形(むなかた)一族とアイヌの民との交流を描いた、著者自身のルーツにもせまる構想十年の大作です。異なる民族同士が共に生きようとする時、人はどのように強くなり、また弱くなるのか。そう遠くない頃の日本で確かにあった、大いなる自然と文明の叙事詩がここに語られています。
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書評番組『ホンタナ』!本好き会社員タナカと本読みたい学者ナリタが、読書の楽しみやオススメ本について行きあたりばったりで話を繰り広げます。隔週火曜日配信中!(収録日と配信日は異なる場合があります)
2012年9月25日火曜日
2012年9月18日火曜日
2012.9.18 反戦 ~「グッドモーニング・ベトナム」の感想から~
領土問題についていろいろな思想や意見が飛びかっていますが、このタイミングでこの作品が選ばれたのも何かの縁でしょうか。音楽と笑いに乗りつつも、ときに表れる哀しみや隔絶感を見事に演じきったロビン・ウィリアムズを絶賛するナリタ。後にも先にも類を見ない戦争映画について語ってみました。
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2012年9月11日火曜日
2012.9.11 「グッドモーニング・ベトナム」バリー・レヴィンソン
1965年、ひとりの男がベトナムの地に降り立った。その名は、エイドリアン・クロンナウア。混迷深まる戦況に、兵士たちの士気を上げるべくクレタ島から呼び寄せられたその男は、特殊部隊でも戦略家でもない、ラジオDJだった―。ド派手なアクションも、押し付けがましい主張もない、ひとりのDJとその周りの人々との間で描かれる「戦争」。決定的な溝がありながらも、音楽やスポーツを通じて笑いあえる軍人と民間人の姿は、いわゆる悲惨な事実とはまたちがう戦争のむずかしさを感じさせます。「となり町戦争」「ローレライ」に続く戦争作品、これを語らずに夏は終えられない!
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2012年9月4日火曜日
2012.9.4 3度目の恋スペシャル
第10回の恋空スペシャル、一周年記念のおかざき真里作品スペシャルに続き、今回はゲストに谷真理子さん(@mariko_ish)をお迎えして恋愛をテーマに語りあいます。取り上げる作品は谷さんの生涯三本の指に入るという珠玉の一作、小池真理子の『恋』です。過去2回の恋愛談義を聴き、「こいつらなんにもわかってねえ!」と立ち上がった谷姐さんの挑戦と期待にタナカ・ナリタは(3度目の正直として)応えることができるのか!あらゆる恋の形を一冊に凝縮したかのような作品に対する三者の思い思いの感想戦をどうぞお楽しみ下さい。
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