広大な墓地の一角にひっそりと建つフレンチレストラン。「ロワン・ディシー(この世の果て)」の名のとおり、そのレストランは繁華街からも、売上からも、そして理想のサービスからも遠かった―。傍若無人なオーナー、素人同然の従業員、スランプに陥りやすいシェフ、それらを諦観の念で受け止める主人公・・・まさに佐々木ワールド全開ともいえるキャラクター布陣でフレンチという一大食文化を料理した意欲作です。そのわりに、はじめは他の佐々木作品よりも見劣りしたと言いだすタナカ。当時の不満、そして今あらためて感じる面白さとは?「動物のお医者さん」「おたんこナース」とは一味違う魅力を紹介していきます。
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