ラベル 短編 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 短編 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年3月12日火曜日

2019.3.12 「人質の朗読会」小川洋子

今回はなんと!リスナーからのリクエストにお応えしての共同感想回をお届けします!!ご紹介いただきましたのは小川洋子「人質の朗読会」。人質として集められた八人の人々が、先の見えない時間の中で語ったそれぞれの物語。人は誰にも物語があるということ、そして生きていることの儚さと妖しさを描く著者の真骨頂が、ここにあります。タナカナリタの感想やいかに?!

10:27〜 ナリタの感想
22:59〜 タナカの感想
(このエピソードを聴く)

2017年7月4日火曜日

2017.7.4 言語学者が舌を巻くSF 〜「あなたの人生の物語」の感想から〜

「これ、素晴らしいだろ!」と賞賛を惜しまないナリタ。映画では描ききれなかった、言語科学の間隙かつ可能性を鮮やかに切り出した本作。人は話す言語によって感覚が異なるーという(古めかしい)仮説を、言語体系がまったく異なる”宇宙人”を持ち出すことで新しく深い解釈にまで持っていく手法は、一体どうやったらできるものなのでしょうか。考えるほどに、こんなに刺激的なファーストコンタクトは無いように思えてきます。サイエンス・フィクションの真髄、ここに極まれり!!

12:25〜 ホンタナ的ライフハック「自転車シェアリング広域実験」
27:29〜 感想回
(このエピソードを聴く)

2017年6月27日火曜日

2017.6.27 「あなたの人生の物語」テッド・チャン

「メッセージ(邦題)」の映画原作をナリタの後輩Sさんからオススメいただき、タナカが早速飛びついてドハマりしたので鉄は熱いうちに紹介します。短編集のうち一つが映画化されたわけですが、これは言語科学がこの地球以外でも成立する、という実にナリタ向けの作品で、かつSFとしても、親子の愛の話としても美しく、どうやったらこんな話(しかも短編!)が生まれるのか不思議で衝撃、タナカ感激。他の短編も数学、神学、認知科学など扱いながらどれも刺激的で、ホント贅沢な一冊です。

9:55〜 ホンタナBiz「モデレーター 聞き出す技術」早尾恭子
42:35〜 紹介回
(このエピソードを聴く)

2016年8月16日火曜日

2016.8.16 ミステリのアートとデザイン 〜「メルカトルと美袋のための殺人」の感想から〜

「探偵たるもの」の常識を覆す”銘”探偵メルカトル鮎。ミステリ愛読者にとっては奇異に感じる彼の言動も、ナリタにはこれといって不可思議には感じられません。実験的な問題作を生み出す著者の姿勢を、ナリタはアートとデザイン、哲学と実学との対比を用いて解釈しようと試みます。ミステリイノセント・ナリタによる率直な感想回です!

17:24〜 ホンタナBiz「モンベル七つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏」辰野勇
31:52〜 感想回
(このエピソードを聴く)

2016年8月9日火曜日

2016.8.9 「メルカトルと美袋のための殺人」麻耶雄嵩

久しぶりにミステリ作品を紹介します!"銘"探偵「メルカトル鮎」が手がける事件は、どれもが難問、奇問。それを快刀乱麻を断つごとくに終わらせる探偵の手腕たるや…おい!それでいいのか?!という反則スレスレ。それでもミステリの持つ醍醐味が十二分に発揮されているのが憎らしい。そもそもミステリに求めていたものは何だったのか、と自問自答せざるを得ない珠玉の短編集をお楽しみください。

14:09〜 ホンタナBiz「絶望の国の幸福な若者たち」古市憲寿
27:55〜 感想回
(このエピソードを聴く)

2016年6月7日火曜日

2016.6.7 ユニバーサル・ストーリー 〜「寡黙な死骸 みだらな弔い」の感想から〜

※コーナー・感想回が一部聞きづらい音声となっております。大変申し訳ありませんが、ご容赦ください。

死者と語り合う、洞窟に刻まれた文字を読み解く、といった、独特の表現で紡ぎだされる小川作品。本作も例にもれずナリタを圧倒します。より物語の深淵を覗き込もうとする姿勢は、人類が共通して持つ「物語」へのアプローチなのでは?学者ナリタは自身の研究内容(と宣伝)もふまえて持論を展開します。

11:15〜 ホンタナ的ライフハック「翻訳草稿執筆に要した時間はいかほどなりや?」
21:00〜 感想回
(このエピソードを聴く)

2016年5月31日火曜日

2016.5.31 「寡黙な死骸 みだらな弔い」小川洋子

タナカルールに基づいて、小川洋子作品、今年の一本を紹介させていただきます。失われる記憶、子供のまま止まった身長など、欠落を抱えて生きる人が多く描かれる小川作品。この短編集は、物語の欠落が次の物語へのつながりを作り、大きな世界を映し出します。タナカは”失われること”が”完璧な世界”を否定しない作風に救いを見いだすのですがー。新コーナーも登場します!

10:23〜 新コーナー Bizzホンタナ「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何か生み出せるか」
26:12〜 紹介回
(このエピソードを聴く)


2016年3月1日火曜日

2016.3.1 かわいい比較論 〜「無印結婚物語」の感想から〜

「恐怖小説ですらある」と、ナリタは本作が描く結婚のもうひとつの側面に戦慄を覚えます。「こんな人だとは思わなかったー」「なんで私だけがこんな目にー」思い描いていた理想と現実との乖離。ナリタはそこに見え隠れする、何かと比較してしまう心理について切り込んでいきます。そのキーワードは「かわいい」?!結婚に限らず、個と個がそれぞれを尊重し合うことの意義について語り合っていますので、多少のノロケはどうぞご容赦願います!

10:22〜 古典コテン「死後」正岡子規
22:55〜 感想回
(このエピソードを聴く)

2016年2月2日火曜日

2016.2.2 「無印結婚物語」群ようこ

面白鋭い現実描写に定評のある、群ようこ先生の作品を紹介します。人生の一大イベント、結婚。夢を抱いても抱かなくても、いずれ訪れる現実は無情に問いかけます。「これで本当によかったのか」と。様々なケーススタディ的な小編から「結婚」を多角的に俯瞰できる、問題提起というか問題備忘録的な短編集です。

13:50〜 ホンタナ的ライフハック「タナカの初タブレット」
24:02〜 紹介回

(このエピソードを聴く)

2015年1月27日火曜日

2015.1.27 「かわいそうだね?」綿矢りさ

2012年に大江健三郎賞を受賞した作品を紹介します。「かわいそう」という感情について躍動的な文体と多角的な情景描写で描きだす筆力にタナカは圧倒されます。忌避されがちな「かわいそう」をこれでもかと描き出す表題作に加え、これまた衝撃的な「亜美ちゃんはきれい」を含めた中編二作です。痛快かつ濃密な一冊をお楽しみください。

13:23〜 タイトリング!
24:24〜 紹介回
(このエピソードを聴く)

2014年1月21日火曜日

2014.1.21 失うことのスライドショー 〜「薬指の標本」から〜

かくも怪しき短編小説を語るために、今回の感想回は例外的に「ネタバレあり」のパートを用意しました。まだ読みたいけど読んでない!という方はご注意ください。”封じ込めること”についての話をバラしてしまうというのはなんとも皮肉なものですが、タナカとナリタが感じたそのままの形が”封じ込め”られた回となりました。

21:50〜 新コーナー「スクラッチブック」
44:15〜 感想回(ネタバレなし)
1:09:53〜 感想回(ネタバレあり)
(このエピソードを聴く)

2014年1月14日火曜日

2014.1.14 「薬指の標本」小川洋子

2014年一発目の作品は、妖しくも強烈な短編集をご紹介します。恋愛の痛みと恍惚を描く…部分よりも、登場する建物、職業、小道具、そしてタイトルまで、ありとあらゆる部分にタナカを嬉しくさせる「あやしさ」をたたえる表題作。そしてこれまたそそられる「六角形の小部屋」の二編を収録した、インパクトからは薄すぎるくらいの本作はタナカの小川扉を一気に押し開けました。

13:00〜 古典コテン「饗宴」プラトン
49:00〜 紹介コーナー

(このエピソードを聴く)

2013年12月3日火曜日

2013.12.3 「青い星まで飛んでいけ」小川一水

アイソン彗星は思ったより明るくならなかったようですが、ラブジョイ彗星、リニア彗星など冬の夜空はこれからますます盛り上げってくるところです。そんな時はやっぱりSF!といったところで、ごぞんじ小川一水作品をご紹介します。今いる所から外に出たい、もっといろんなことを知りたい、といった根源的な欲求=好奇心を胸に、時間・場所を越えて知的生命体は今日も行く!個性的な全六編を含む短篇集をお楽しみください。

13:40〜 古典コテン「一握の砂」石川啄木
31:22〜 紹介回
(このエピソードを聴く)

2013年9月17日火曜日

2013.9.17 「2001夜物語」星野之宣

お待たせいたしました!夏休み明け一発目はタナカとナリタが盛り上がるにふさわしい、SF漫画の名作を取り上げます。道具や火を使い出したように、人類は技術と知恵を駆使して広大な宇宙へと進出していくー。はるかな時空の流れをアラビアンナイトよろしく短編で紡ぎだす、壮大にして緻密なドラマがそこにはあります。フリートークもコーナーもからめて技術と人間との関係を飛ばし気味で語ってみました!

16:12〜 古典コテン 「風立ちぬ」堀辰雄
31:26〜 紹介回
(このエピソードを聴く)

 

2013年7月9日火曜日

2013.7.9 「スティル・ライフ」池澤夏樹

池澤夏樹の原点に迫る作品を紹介します。科学と文学の融合を瑞々しい文体で描いた表題作に加え、父娘の間の距離感が独特の表現で描かれる「ヤー・チャイカ」の二つの短編の魅力について語ってみました。フリートークではご存知ザキさんからの興味深いビジネス書の読み方についても紹介しています。

11:15〜 私も投稿してみました『伊集院光の深夜の馬鹿力・空脳のコーナー』
35:50〜 作品紹介
(このエピソードを聴く)