2016年1月27日水曜日

Add書き ー「オールラウンダー廻」関連ー

「”公務員の刺繍”事件」

タナカ大学一年生の春。
なんとなく入ってみた合気道部にも少しずつ慣れてきた頃。
しかし中高男子校だったので男女でワイワイやるにはまだ慣れない頃。

その部では、ユニホームとして”つなぎ”を作ることになっていた。
そしてその”つなぎ”には、個人のニックネームの刺繍を入れることになっていた。
一年生が集まってその名入れについて話し合っていると、誰かが
「タナカはなんか公務員っぽいから、”公務員”でいいんじゃね?」
と言い、
「それいい!」
と他の一年も同意した。

数日後、タナカの手元には明朝体で”公務員”と刺繍の入ったつなぎが届いた。
タナカは合気道部を去った。

---------------------------------------------------------------------------------------------------

もう十五年ほど前の話だが、今でも武道とか格闘技とかは苦手である。
合気道そのものは興味深かったけれども、他にも「”スイカの皮”事件」など
部員との価値観の溝がどうにも埋めらなかった経験が後を引いている。

話をメグル君に戻すと、この作品に出てくる修斗の選手達は皆、
「なぜ格闘技をするのか」ということを、答えの有る無しは別にして
自らに問いかけている点で価値観を共有している。
価値観を共有しながら、自分らしい格闘スタイルを作り上げ、
そして互いにぶつけあい、高め合う。
そんな彼らは本当に生き生きしている。

刺繍やスイカにこだわらなければ、もっと本質的な共感が生まれたら、
もっと合気道を、武道を、格闘技を楽しめたのかもしれない。

しかしながら、ドラマ『世界で一番パパが好き』で明石家さんまが
「心の傷に時効は無いんですよ!」と言っていたように、あの「事件」は
これからも僕を武道から遠ざけるだろう。それでいいのだ。(タナカ)

2016年1月26日火曜日

2016.1.26 君は勝負しているか 〜「オールラウンダー廻」の感想から〜

身も心も傷つきながら、それでも勝負をする。なぜこんなことをしているのか?と自問する姿は、リアルな格闘とは無縁のナリタの心を揺さぶります。「勝つこと」「負けないこと」「強くなること」は同じなのか、それとも違うのか。日常の中に「勝負」を意識することに気づかされる感想回となりました。

16:22〜 ホンタナ的ライフハック「マンダラートをホンタナ感想に使ってみた」
29:54〜 感想回
このエピソードを聴く

2016年1月19日火曜日

2016.1.19 「オールラウンダー廻」遠藤浩輝

今回ご紹介するのは総合格闘技「修斗」を題材とした青春マンガです。美術部に所属しながらもどこか高校生活をエンジョイしきれない主人公の廻(メグル)。何気なく始めた格闘技ですが、幼なじみとの再会・対決、ジムメイトとの練習、そして勝利と敗北とを経験しながら廻は心身ともに成長していきます。躍動感あふれる格闘シーンと高校生らしい日常とが絶妙に混じり合う、新年が盛り上がる作品です。

20:10〜 ホンタナ的ライフハック「ナリタ家の大掃除」
45:40〜 紹介回
このエピソードを聴く

2016年1月12日火曜日

2016.1.12 笑ってもいられない内部監査スペシャル2016

明けましておめでとうございます!うるう年申年も張り切って参ります!
さて年始はもうすっかり慣例化した、Dr.Kことキド先生をお迎えしての内部監査です。2015年のタナカとナリタの言動を斬る!斬られる!と思いきや、話題は本編になかなか辿りつきません。三十路のおっさん三匹が酒も飲まず(ホントです)あーだこーだと語って二時間強!これでいいのかホンタナ!と思ったアナタはたぶん正しい!
今年もそんな感じでゆるりと進めて参りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

このエピソードを聴く